裁判所から手紙がきた

いきなり裁判所から手紙が来ると、ぎょっとしてしまいますよね。
でも、慌てることはありません。これからできることはたくさんあります。

まず、あなたに対して行われている手続きに対応する必要があるのかどうかを考えます。手続きの内容によっては、必ずしも対応や出席が必要ではありません。
例えば、夫婦関係調整調停(離婚調停)が行われている場合で、あなたが離婚に応じたくない場合、出席しなくても、裁判所が離婚を認めるわけではありません。ただ、調停が終わると、裁判になってしまう可能性はあります。

対応する場合には、自分で対応するのか、弁護士を付けるのかということを決めることになります。弁護士に相談をしながら自分で対応していくこともできますし、まずは自分でやってみて無理そうなら弁護士を付けるという方法もあります。
この点については、あなたが感じている精神的な負担、争いになっている内容、相手が弁護士をつけているかどうか、担当の調停員さんとの相性等によって判断が分かれます。自分で判断することが難しい場合には、ご相談にきていただいて、一緒に考えることもできます。

自分で対応する場合には、提出する書類の書き方や内容について、弁護士に確認すると安心です。というのも、提出する書面は、基本的には相手が見ることができますので、見られないようにする方法や見られても良いような書き方の工夫が必要なことがあるからです。
また、裁判所で手続きがどのように進むのかということや、あなたが自分の意見をしっかり主張するための方法について、アドバイスも受けておくことをお勧めします。

しっかりとした準備をしていくために、早目に専門家に相談してみてください。

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