「離婚したいけどできない」を「いつでも離婚できる」に変えるには?

離婚というものは、夫婦双方の合意があれば、いつでも出来るものです。

ただ、「離婚したいけどできない」「合意したいのに、できない」理由があり、婚姻関係を続けている場合も少なくありません。

例えば、

「パートナーの収入がないと生活が出来なくなってしまう」

「離婚すると、子どもに悪影響があるのではないか」

などがあると思います。

「パートナーの収入がないと生活が出来なくなってしまう」

妻側が離婚を望んだとしても、なかなか踏み切れない理由に金銭的な部分が大きく影響する方は多いでしょう。

正社員として、確実にキャリアを積んできたとしても、子どもを出産できるのは女性のみであるがために、会社を辞めざるを得ないという話はよく聞きますよね。

日本では、残念ながら、幼い子どもがいることを理由に不採用になることも多く、働きたくても働けない人出てきてしまう状況です。

基本的に、なにか不法行為がなければ、離婚の際に慰謝料を獲得できるわけではありませんし、養育費の約束をしていたとしても、相手に支払い能力がなくなれば、継続して支払ってもらえる保証もありません。

それを考えるとどうしても、離婚ができないと考えても仕方ありません。

まず、最初に頼るところは、実家になるでしょう。

もし就職をする際にも、定住先がなければ就職すら断られてしまうでしょう。そのため、一度実家に身を寄せることができるのであれば、それをしましょう。

もし子どもを実家で預かってくれる場合は、再就職する際も更に有利になります。

一定のお金がたまるまで、子どもがある程度大きくなるまででも、実家に身を寄せられないかそれとなくでも事前に確認しておくのもよいでしょう。

そして、次に就職先を見つけていきましょう。

今は、マザーズハローワーク(マザーズコーナー)とは、全国544ヶ所にある子育てをしながら就職活動をしている母親向けのサービスもあります。

子連れでも利用しやすい環境が整っていて、仕事と育児の両方がしやすい職業の斡旋も行われているようです。

もしくは就職に有利になる資格を取ることも、今後の人生への布石となるでしょう。

また、今はネットビジネスも多くあります。ハンドメイドなど、特技があればネットを通じて自分の技術を売ったりすることも考えてもいいかもしれません。

また、ひとり親家庭になった場合、国から市区町村から支援が受けられる場合があります。

代表的なものは、「児童扶養手当」「母子家庭の住宅手当」「母子家庭(ひとり親家庭)の医療費助成制度」「こども医療費助成」などです。

一度調べてみてもいいかもしれません。

「離婚すると、子どもに悪影響があるのではないか」

子どもがもう一方の親も慕っている場合、子どものことを考えて、子どもが大きくなるまで仮面夫婦を続けると決断する人もいるでしょう。

しかし、夫婦関係を続けることが必ずしも子どもに良い影響を与えるわけではありません。もしかしたら、子ども自身は仮面夫婦である2人の様子に気付いていて、それがストレスになっている場合もあるでしょう。

既に真剣な話し合いをしたうえで、離婚に気持ちが傾いているとしたら、少し話が戻ってしまいますが、離婚したい理由が家事・育児をしないなどの場合、パートナーとの話し合いを設けてみましょう。また、もし既に何度も話し合いをしてきていて、それでも相手が応じない姿勢が見える場合、国や市区町村が運営する相談機関に一度相談してみてもいいかもしれません。違う視点からの話しがきけ、打開策が見つかる場合もあります。

話し合いをするときは、感情的にならず、しっかり向き合って話し合う必要があります。人それぞれ、視点や理解の仕方が違うことで、中々話の内容が納得できるものとして聞けない場合があります。特に男性に対して説明する場合、より具体的にどこに問題があってどのように改善してほしいか、具体的な言葉や数字を持って話すことが重要です。

家事に関しては、よく言われるのが、名もなき家事という部分ですよね。もしかしたらパートナーはその名もなき家事をする意味や、それをすることで得られるメリットや生活する上での生活しやすさをわかっていない可能性があります。

各家事にどのような工程があるのか、など細かい話をするために、自分自身もどのような家事があるのか、まとめてみるのもよいでしょう。

やっとではありますが、ここで子どもに対してのアクションです。必ずしも両親が揃っていれば幸せであるとは限りません。

ただ、今までの環境が変わるということは、ストレスにもなりますので、離婚前に十分な説明をしましょう。

もちろん理解できる年齢などもあると思いますが、しっかり向き合って話すことで小さな子どもでも理解しようとできますし、大人でも嘘をつかれることで精神的なストレスが大きいのに子どもであれば、なぜ嘘をつかれたのか不安になってしまうでしょう。

もし、子どもが不安そうな様子を見せていれば、必ず再度向き合って、なぜなのか聞いてみましょう。全てが親の思い通りにもなりませんが、全てが子どもの思い通りなるわけでもありません。子どものためを思った行動が、結果子どもに悪影響を与えていては意味がないので、しっかりと説明を行う必要があるでしょう。

もちろん説明をしたから大丈夫ではなく、その後の子どもの様子もしっかり見て、適切なケアをしていく必要はあります。

人生なかなか悩みは尽きないものですよね。

様々な対処法を話してきましたが、更に大きな事情が絡み合っており、悩みも深い部分もあるでしょう。

個人によって、必要な支援は変わってくる場合があるので、離婚問題を得意とする弁護士への依頼も考えてみてもいいかもしれません。

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