離婚式ってなにをするの?

離婚式をする人たちの感情としては…

・共通の友人が多いので、離婚しても友人関係を続けていくため
・離婚を友人たちに報告することで、けじめをつけたい
・前向きな離婚にしたい

という理由があるようです。

2009年ころから離婚式というものが行われるようになり、テレビなどでも円満離婚の際に行い、笑顔で終えられる様子も写ることがあったように思います。

離婚式とは、別れを決意した夫婦が親族や友人たちの前で「再出発の決意」を宣言するセレモニーです。

近年では、一昔前と違い、3~4組に1組が離婚をしている現状や、時代背景から、離婚自体が珍しいことではなくなってきました。
若い世代だけにとどまらず、50代以上の親世代の意識の変化もあるようです。

一昔前では、なかなか理解を得られにくかった離婚だったため、なかなか言い出しづらかったことが、実家や職場の理解を得られやすくなったことが、前向きな離婚が増えている要因ともいえるでしょう。

また、結婚がうまくいかなかったとしても、お互いのために人生のリセットを行い、次の恋愛や再婚へ向けて、新たな気持ちで別々の人生を歩もうとされる方も多くなっているようです。

離婚式は、結婚式のとき同様、ウエディングプランナーならぬ、離婚式プランナーという存在があるようです。

結婚式ではウエディングプランナーと夫婦の三者が揃って打ち合わせが行われますが、離婚式では、結婚式で言う新婦・新婦ならぬ、旧郎・旧婦のどちらかと離婚式プランナーの二人で打ち合わせが進んでいくようです。

離婚式の流れとしては、司会進行により、離婚式を行う夫婦が入場して離婚式は開始されます。離婚式に先立って、離婚式プランナー司会を行うことが多く、この場で夫婦が離婚を決断した経緯について簡単な説明がされるようです。

結婚式では仲人が挨拶を行いますが、離婚式では裂く人として「裂人(さこうど)」が挨拶を行います。裂人は、夫婦の中を引き裂いた人物ではなく、旧郎・旧婦の共通の友人が担当するようですね。挨拶では、夫婦二人の前向きな離婚を応援するような内容の話があります。

結婚式同様、友人スピーチが行われる場合もあるようです。旧郎・旧婦もしくはその両者の親しい友人が、スピーチを行います。スピーチの内容は、離婚する夫婦のこれまでの関係や、離婚後も変わらず応援したいなど、離婚に向けて話してきた内容に対して、2人のこれからを応援するものが多いようです。

結婚式同様、参列者が見守る中で、旧郎・旧婦が離婚届に署名と捺印を行います。そして司会者から「離婚を誓いますか?」と問われ、旧郎・旧婦がそれに答える形で進行します。

夫婦最初の共同作業といえばケーキカットですが、夫婦最後の共同作業として結婚指輪を木製のハンマーでつぶすのが、離婚式で行われることが多いようです。

いきおいに任せて叩き潰すことで、これまでの気持ちなどを整理し、しっかり前を向けるようですね。

結婚式では、新婦によるブーケトスが行われますが、離婚式では男性側の旧郎がブーケトスを行います。ブーケトスに使用される花は、ユリオプスデイジーで、花言葉は「円満な関係」らしいです。

結婚式で行うお色直しでは、カラードレスやカクテルドレス、着物などに着替えることでお祝いしますが、離婚式で行う「お色くずし」というものは、双方の家同士でパイを投げ合うようです。白いパイ生地が身につくことで夫婦生活によって染まった色のリセットを意味します。

マイナスとも捉えられそうな離婚ですが、前向きに捉えられるように行う離婚式。本人たちの気持ちの面では必要なことかもしれませんね。

離婚式を行いたいと希望するのは、なんと男性の方が多く、その理由が気持ちにけじめをつけるためだそうです。女性より男性の方が、別れを引きずってしまうと言われていることが理由ではないか言われているようです。
では、女性はどうでしょう。気持ちというよりもその後の人生をよりよく生きていくために、離婚の条件として慰謝料・養育費・子供との面会などを約束していれば、その離婚条件を離婚式で読み上げて男性が離婚条件を守るように、離婚式参加者全員を証人としたいという目的大きいようです。

正直なところ、呼ばれる友人たちの話によると、テレビでみるような笑顔の離婚式ではない場合も多く、離婚式に対してご祝儀を持っていくことに対しての戸惑う声もみられるようです。

ただ、離婚式を行う本人たちにとっては、新しい出発式であり、とても有意義な時間となることが多いようですね。

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