離婚は子どもを中心に考えましょう

子供がいる場合、離婚のタイミングはとても重要になります。できるだけ子どもの心理的な負担がかからないよう配慮したいものです。
しかし、DVがひどい場合は別です。一刻も早くDVに関する相談窓口に相談し、離婚に向けて動き出しましょう。また一時保護なども考えましょう。

学校について

子どもの苗字が変わること場合や、一緒に生活する親と子どもの名字が違う場合は、特に離婚のタイミングに配慮が必要です。子どもが幼ければ幼いほど「なぜ苗字が変わるのか?」が理解できず、周りの友達からも好奇な目で見られることを嫌がります。小学校や中学校、高校などへの進学時期であれば、苗字が変更になったとしても目立つことはなく、子どもも環境の変化に適合しやすいと思われます。
子どもが受験生の場合は、受験に集中できる環境を作ることを優先しましょう。一般的には受験期は離婚を避けた方が良いと言われていますが、両親のけんかが絶えずに家庭内が落ち着かない場合は、離婚をして落ち着いた学習環境を作るという考え方もあります。
転校が伴う場合も同様です。学年の途中での転校は、子どもにとってとても負担が大きく、転校後いじめや不登校になる場合もあります。
卒業まで待てない場合は、転校先の学校とのコミュニケーションを密にし、子どもが安心して学校に通える環境を作るよう心掛けましょう。

親権について

離婚届には、「親権者」の名前を書く欄があります。子供が未成年の場合は、親権者欄が空白の場合、離婚届けは受理されません。親権問題がある場合は、子どもが成人してからの離婚を選ぶ場合もあります。
子どもが小さい場合は、母親が親権を獲得することが一般的です。一度決定した親権を、あとから変更することはとてもハードルが高いため、親の状況や子供の年齢も考慮しながら、子供の意見も取り入れるとよいでしょう。

養育費

離婚をして親権を持っていなくても、子どもにとっては親です。親権を持たない配偶者は、親権を持った方に対して月々決まった金額の養育費を支払います。
養育費を払う側が「給料が減った」「再婚して子どもができた」など生活の状態が変わっても、養育費は払わなければいけません。そのため、支払期限を最初から明確にしておきましょう。一般的には、「成年に達するまで支払う」とされることが多いですが、子どもが大学に進学することも見据えて「22歳に達した後の3月まで」というケースも増えています。

生活環境の変化

母親が親権を取った場合、収入が少ないために、仕事を掛け持ちする場合が多く見られます。何もかも一人でこなすには無理があります。子どもが一人きりになる場合も多くなるので、離婚前から協力してもらえる人を探しておきましょう。両親や自分の兄弟、親せきにも協力を仰ぎましょう。両親や兄弟、親せきを頼れない場合は、ひとりで問題を抱え込まず、相談センターへ相談することで支援を得られることもあります。各都道府県には相談窓口もあります。

まとめ

離婚後は生活が一変します。とくに子どもが幼い場合は、その変化についていけず、いじめ、不登校、引きこもりの原因となる場合もあります。離婚のタイミングや離婚後の生活は、まずは子どもを中心にして考えましょう。そして問題は一人で考え込まないことが大切です。

離婚解説書TOP

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

YouTube配信中
元気が出る離婚弁護士 森上未紗のチャンネル 離婚の知識や解決事例など配信中!