モラハラの原因

モラハラとはモラルハザードを省略したことばで、「言葉の暴力や相手を貶める態度で相手を支配しようとすること」を指しますが、夫婦間で行われる言葉を用いた嫌がらせや相手をバカにしたような言動、過剰に強い非難もモラハラに該当する可能性が高いです。
そして、最近では離婚原因の一つとして一般化しつつあります。
体の暴力と違い目に見えませんが、モラハラが続くと、被害者が鬱病など深刻な影響に悩まされることがあります。

モラハラ被害は周囲の人には発覚しにくいため「あんなに仲がいい夫婦なのにどうして?」というケースも珍しくありません。モラハラ被害を打ち明けられず、一人で悩みを抱えているという人もいるでしょう。

モラハラ夫がモラハラをする原因や、その対策方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

モラハラを行ってしまう原因

モラハラ加害者となってしまう人は、過去にどのような経験をしたからモラハラに及んでしまうのでしょうか?モラハラをしてしまう理由を見ていきましょう。

親が過保護・過干渉
自信過剰な性格
育児放棄や暴力を受けた過去がある
父親が不在
捨てられることを恐れている
親がモラハラをしていた
元々の性格がモラハラ気質だった
自分が優位に立ちたいという心理

モラハラ夫はアダルトチルドレンであることも多いです。
これは一人っ子に多い傾向ですが、幼少期から特に母親からずっと守られた生活を送っていると、親の言う通りにしていれば自分で考えて行動する必要がないので、自分の意見を持たなくなってしまいます。

さらに、母親が自分のことを第一に考えてくれるため、守られていることを常に実感し、他者を軽んじる傾向が生まれやすくなります。その結果、なにが起こってもすべて人のせいにして、自分は悪くないと考えやすくなってしまうのです。

幼少期から大人になってもずっと、進路や就職、付き合う友達等、子供のすることやることすべてに口を出し、さらに親の思い通りにさせるようなケースがあります。
このように、親から人生のレールを強制され、自己肯定感を育てることができなくなってしまい、大人になるとモラハラをして自分が相手より優位に立とうとしてしまう大人になるリスクがあるのです。

親の過保護が過ぎると、自己愛が強すぎる大人になってしまい、自分の思い通りにならないことを嫌ってモラハラを行いやすくなってしまいます。

幼少期に親から育児放棄をされていたり、暴力を受けていたりした場合、愛されることを知らずに大人になってしまいます。
ありのままを愛してくれたりする存在がおらず、自分に自信を持ちにくい性格になりがちです。自信が持てないと相手の顔色を伺って言動を行ったり、自分を粗末にして劣等感を拭えなかったりしやすくなります。

さらに、自分の気持ちを抑えてしまっているため、突然溜め込んだ劣等感が爆発して、優越感に浸りたくてしかたがなくなります。この気持ちを満たして自分を保つために、モラハラを行ってしまうのです。

モラハラの目的のひとつに、相手への支配があげられます。相手を支配する目的のひとつに相手を必要以上に束縛したがり、そして依存しているということがあります。なぜなら、モラハラをする人は自我が弱く精神的にもろい面があるからです。

モラハラ加害者は、相手に捨てられることを恐れているため、必要以上に相手を監視して思い通りにいかなければ激昂してしまいます。このような歪んだ愛情がモラハラの原因になってしまいます。

幼少期に自らが親からモラハラを受け、否定されつづけてきた人は、大人になってから同じ事をパートナーにしてしまうこともあります。
子供時代にもありえることで、親からされたモラハラの言動をそのまま学校の友だちにぶつけて、友人関係のもつれを生む可能性があります。

モラハラをするのが、相手の元々の性格に左右されることがあります。
例えば、

何でも他人のせいにする
物事を単純な二極化で判断する
相手に対する共感力が著しく低い

の性格の場合です。

「結果」ばかりを重視して、結果に至る「過程」に目を向けない性格も、「相手がなぜそのように考え行動したのか」について想像力が欠如しているため、モラハラを行いやすい性格であると言えるでしょう。

加害者は実は自分に自信がありません。自分に自信が持てないからこそ、相手に対して威圧的な言動や暴言などで攻撃して「相手よりも自分が優位」だという感覚を手に入れることに必死なのです。つまり、相手に罪悪感や羞恥心を抱かせ「下に見る」ことで、自分が相対的に「上に立った」という感覚を得ています。モラハラを行う人ほど、会社の上司などの権力者の前ではヘコヘコとして外面が良く振舞っているのも、自分への自信のなさの裏返しなのです。

まとめ

モラハラの原因は行為者の過去に要因がある可能性があります。
後ろ暗い過去があるという点は加害者にも同情の余地がないとは言えません。
しかし、そうであるからといってあなたが被害に遭うことを正当化できるものではありません。モラハラは行為者に問題があるのだと認識して適切に対処していくことが必要になります。

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