風俗通いする夫との離婚はできる?

結婚後、夫が風俗に通っていることが明らかになったら、多くの女性の方はショックを受けるでしょう。そんなとき「離婚したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
風俗通いをするような夫に対して、嫌悪感を覚えるのは当然です。

ただ、風俗通いは浮気に該当するのでしょうか。
風俗の場合、特定の女性との不倫ではないので「不貞」にはあたらず離婚できないのでは?と疑問に感じるかもしれません。
また、夫の風俗通いが原因で離婚をするのであれば、なるべく高額な慰謝料を支払ってもらいたいと思う方も多いでしょう。

今回は、夫の風俗通いを理由に離婚ができるのか、その場合に慰謝料請求する方法も含めて弁護士が解説します。

夫の風俗通いを理由に離婚する時の手順

夫の風俗通いが発覚しても、一時の気の迷いならば、相手が反省する可能性もあるので、早急に離婚せず、一度考えてみると良いかもしれません。
風俗に通う男性の言い分として、浮気でないということを主張する人もいます。

法的な観点から言えば、離婚事由である不貞行為とは、『配偶者以外と自由意思により性交渉を行うこと』と考えられており、風俗であっても形式的には不貞行為に該当します。

ここでは、風俗通いする夫と最短で、かつ有利に離婚するための手順を解説します。

離婚を切り出す前に証拠を集めておく

風俗通いをする夫と良い条件で離婚する上で最も重要なポイントは、離婚を切り出す前に、自身の主張を裏付ける証拠をある程度そろえておくことです。

離婚を切り出してからでは、証拠を確保しようとしても、相手に破棄されたり隠されたりすることが予想されます。

半端な証拠では、相手に言い逃れをされてしまい、結局、法的手続きを行っても慰謝料請求が認められなかったりしてしまうでしょう、

また、絶対に慰謝料を請求したいという場合は、費用はかなりかかってしまいますが、証拠集めのプロである探偵に依頼して、ソープランドに出入りする写真を撮影してもらってもよいでしょう。

仕事や、住む場所など離婚の準備を進めておく

離婚を切り出す前に、離婚後の生活に不安が生じないよう、離婚の準備を進めておきましょう。具体的には、離婚後の仕事や、住む場所、お金のことなどです。

離婚する場合、夫婦の共同生活で構築された財産は財産分与の対象となりますが、財産分与を求めるにしても、相手が自身の財産を隠してしまい、どのような財産があるかわからないという場合があります。

例えば金融商品などは相手の協力がなければどこに何があるのかわかりません。そのため、離婚する前に、財産分与の対象となりそうな相手の財産をしっかり把握しておくことが大事です。

また、財産分与とは別に、婚姻期間中に相手から生活費をもらっていない、別居期間中に生活費をもらっていないという場合、婚姻費用を請求できます。

加えて、自身が子供を養育していれば、相手に養育費の支払いを求めることもできます。
離婚の際はこのような財産的な処理も必要となりますので、不安があれば早めに弁護士に相談すると良いでしょう。

まずは話し合いをする

離婚の準備ができたら、まずは夫との話し合いにより、協議離婚を目指しましょう。
話し合いで離婚ができれば、もっとも手間がかかりませんし、費用も発生せず、自分たちで柔軟に解決することができるからです。

協議離婚するためには、まずは風俗通いの証拠を集めた上で、夫に対し、離婚を切り出して慰謝料を支払ってほしいことを伝えましょう。

また、離婚の際、子供の親権や財産分与など、その他の離婚条件についてもきちんと取り決めておくことが大事になります。

夫が離婚に応じ、慰謝料をはじめとしたその他の条件にも合意ができれば、離婚届を作成して提出することにより、離婚が成立します。

協議離婚であれば、慰謝料なども双方が納得する金額を柔軟に決めることができます。話し合いをする際は、第三者に同席してもらってもよいでしょう。

離婚調停をする

相手との話し合いで離婚が成立しなかった場合は、離婚調停を申し立てることになります。離婚調停では、家庭裁判所の調停委員を介して、離婚について話し合いを行います。

離婚調停をすると、調停委員が間に入って話を進めてくれるので、風俗店通いをしていた夫と顔を合わせずに離婚の話し合いを進めていくことができるでしょう。

ここでは、集めてきた証拠を提出して、あなたの主張をしっかりと伝えましょう。

また、慰謝料の金額に折り合いがつかない場合などにも、裁判所が間に入って調整してくれるので、合意が成立しやすいです。

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