法律上に規定されている離婚理由のひとつが、3年以上の生死不明です。

「生死不明」とは

法律上に規定されている離婚理由のひとつが、3年以上の生死不明です。生死不明」とは、単に行方不明である場合は該当せず、生存も死亡も確認できない状態にあることを意味します。どこかで生きていると推定されるときには、生死不明には当たりません。

この離婚理由は、戦後、戦地からの未帰還者についての裁判で認められる例が多かったようですが、最近では裁判例がないようです。

配偶者が生死不明となった場合には、失踪宣告を受けることにより、死亡による婚姻の終了の効果を得ることも可能です(民法30条、31条)。

離婚と失踪宣告の違い

離婚と失踪宣告の違いは、失踪宣告の場合には、後で失踪者の生存が判明した場合に婚姻関係が復活し、失踪宣告後に生じていた新たな法律関係に影響を及ぼす点にあります。離婚の場合には、このような心配はありません。