離婚手続 その1 ~協議離婚~

協議離婚とは、裁判所の手続きによらず、当事者が合意した上で、離婚届を提出することによって成立する離婚です。平成29年に離婚した夫婦は、21万組です(統計)。そのうち、約9割が協議離婚だと言われています。

離婚を経験した人は、平均寿命が男性で10年、女性で5年短くなるという統計がある程、離婚によるストレスは大きなものです。
そのため、ストレスを軽減する方法を探すことが賢明です。

協議離婚の進め方

協議離婚の進め方としては、大きく分けて、以下のものが考えられます。

1.インターネットや本で情報を集め、当事者同士で話し合う。

2.インターネットや本で情報を集め、親族を交えて話し合う。

3.弁護士に相談しながら、当事者同士や親族を交えて話し合う。

4.弁護士に協議を委任する。

1や2のように、自分たちで解決できるのであれば、それに越したことはありません。実際に、離婚の約87%が協議離婚です。

その際には、インターネットが発達している現代においても、不正確な情報に惑わされてしまうことは多いのが実情ですので、十分な注意が必要です。

また、離婚をするということは、戸籍上、他人同士になるということです。そのための話し合いですから、相手方から配慮や譲歩を期待しても、思い通りになるとは限りません。

相手方の親族に関しても、それまでの関係が嘘のように、180度態度を変えられてしまうということも珍しくありません。そのため、協議が紛争化してしまうのはよくあることです。そのような場合には、弁護士に相談してみるとよいでしょう。

特に、子どもがいる場合には、養育費の支払いや面会で関係が継続するため、円満に離婚することが重要となります。当人同士で協議をするよりも、思い切って第三者に全て任せてしまう方が、紛争の激化を避けることができるケースもあります。

例えば、妻から不倫をした夫との協議を依頼されたケースでは、妻から夫の不誠実さに関する怒りや悲しみをたくさん聞くことになりました。それらを代理人が聞くことで緩和し、代理人を通して冷静に対応したことで、その後、金銭の支払いや子らとの面会が円滑にできていると感謝され、代理人としてほっとしたということがあります。

弁護士への相談は、敷居が高いというイメージや、お金がかかってしまうというイメージがあります。

実際、ご相談に来られる際にはとても緊張されてる方も、話をしていくうちに打ち解け、最後には来てよかったといっていただけることが多いです。また、悩みをひとりで抱えるストレスや納得がいく解決ができなかったときのショックに比べると、費用は決して高いものではないと思います。

離婚は、人生の一大事です。

そこで失敗しないために、専門家への相談をお勧めします。