離婚が子どもに与える影響
離婚は、夫婦だけの問題ではありません。両親の離婚により、年齢に関わらず、その子どもたちは影響を受けることになります。子どもの中には、親に心配をかけまいと、自分の苦しい気持ちを親に対して見せないようにするタイプの子どもたちもいます。
離婚が子どもに与えるマイナスの影響要因
- 非同居親と子どもとの親子関係が薄れること
- 子どもの経済状況が悪化すること
- 同居している親の労働時間が増えること
- 両親の間で争いが続くこと
- 単独の養育でストレスがかかること
子どもへの具体的な影響
1. 学業への影響
家族がバラバラになることで、生活環境など全てが変わることによるストレスも大きいようです。学業や部活等に集中できず成果が下がったり不登校等になることがあります。
2. 家庭観への影響
両親が毎日喧嘩などをして緊張状態が続いていた場合、子どもは居心地の悪い状態を通常の家庭像として認識し、家庭を持つことを望まなくなることがあります。
3. 精神面への影響
離婚は子どもにとって「親から捨てられる」という不安を感じさせることがあるようです。両親に気を遣い孤独になりやすい傾向があります。
年齢別にみる子どもへの影響と対応
乳幼児期(0歳~2歳)
この期間に受けるべき親からの愛情が十分である方が、養育上良い影響があるというデータもあるようです。中々時間を作るのは難しいかもしれませんが、子どもと向き合う時間も作っていけるよう、周りにも協力を求めていきましょう。
就学前(3歳〜6歳)
質問をされたら、どのように答えるべきか、事前に決めておきましょう。子どもだからとその場しのぎの対応をしてしまうと、子どもに疑念が残ってしまう可能性があります。
青年期(7〜18歳)
コミュニケーションの時間をしっかりととり、子どもに変化があれば気づけるようにしておくことが大切です。この時期の子どもが、両親の離婚をどのように受け止めるかは、本当に子どもによりそれぞれです。
まとめ
子どもへの対応で悩むときには、一人で抱え込まずに、学校のカウンセラーさんや心療内科等、周りの助けを求めてみるようにしましょう。離婚という選択をする場合には、その選択が最善の選択であったと言えるようにがんばっていくことが大切です。
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