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ホーム 解決事例 別居から夫婦関係修復へ ~ 別居中の50代男性の修復事例

別居から夫婦関係修復へ ~ 別居中の50代男性の修復事例

夫(依頼者)

子ども

  • 2人

依頼者(男性)は、自身の有責行為により数年前から家を出て別居状態にありました。時間の経過とともに妻との関係を修復したいという強い思いが芽生え、修復が難しい場合には円満な離婚協議を行うという方針で、当法人にご相談いただきました。

当法人の弁護士は、まず依頼者の真意を丁寧に確認した上で、妻との面談を重ねました。面談では妻の心情に十分配慮しながら、依頼者の真摯な気持ちを伝えました。また、修復後の関係性維持のために夫婦間のコミュニケーション改善が重要であると考え、夫婦でカウンセリングを受けることを提案。依頼者も自身の問題行動と向き合い、変化する姿勢を示すことで誠意を伝える方針に同意しました。弁護士は妻との複数回にわたる面談を通じて、修復に向けた具体的なステップや条件について細やかな調整を行いました。その際、妻の不安や懸念に真摯に向き合い、依頼者の行動変容を裏付ける客観的な事実を示すなど、信頼回復のための橋渡しに尽力しました。

時間をかけた丁寧な調整の結果、妻は依頼者の真摯な反省と変化を認め、関係修復に同意した。依頼者は家庭に戻り、夫婦関係の再構築がスタートしました。カウンセリングを継続して受けることや、妻との定期的な対話の機会を設けることなど、関係性の維持・向上のための取り組みについても合意に達しました。

この事例を通じて、「法的解決」だけではなく、「人生の修復」に寄り添う弁護士の役割の重要性を改めて実感しました。依頼者は自らの過ちを真摯に受け止め、変わろうとする強い意志を持っておられました。その姿勢に心から敬意を表します。

特に印象的だったのは、最初は拒絶的だった奥様が、回を重ねるごとに少しずつ心を開いていかれた過程です。時には厳しい言葉もありましたが、その背景にある深い愛情や傷ついた気持ちを丁寧に受け止めながら対話を続けたことが、修復への道を開いたのだと思います。

家族の絆は、一度壊れても真摯な努力と相互理解によって再び結び直すことができるということを、この事例は教えてくれました。ご夫婦の新たな出発に立ち会えたことは、弁護士冥利に尽きる経験でした。今後も二度と同じ過ちを繰り返さないよう、誠実に向き合い続けてください。心から応援しています。

本事例は実際の解決事例を元に、個人情報保護の観点から、個人が特定されないよう一部修正・編集を加えております。事案の本質を損なわない範囲で加工していますが、解決プロセスと結果は実際の事例に基づいています。

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