20年間のモラハラ被害からの離婚成立
Profile
プロフィール

妻(依頼者)
年齢
50代
職業
会社員

夫
年齢
50代
職業
会社員

子ども
- あり
ご依頼の経緯
長年にわたりモラルハラスメントを受けてきた依頼者が、お子様の進学を機に離婚を決意されたケースです。相手方も離婚に同意していましたが、養育費や財産分与の条件について適正な内容での合意を目指すため、弁護士法人エミリアにご依頼いただきました。依頼者は20年間の結婚生活において、継続的なモラルハラスメントや配偶者の不貞疑惑に苦しんでこられました。お子様の進学という節目を迎え、ようやく離婚への決断をされました。
相手方も離婚に応じる意向を示し、養育費や財産分与に関する条件を提示してきましたが、その条件が適正なものかどうかの判断が困難でした。また、長年のモラハラの影響により、当事者同士での話し合いを継続することが精神的に困難な状況でした。このような背景から、条件の妥当性の確認と適正な条件での離婚成立を目的として、当法人へご相談いただきました。
解決に向けた取り組み
1. 詳細な事情聴取と方針策定
まず依頼者から詳しく事情をお聞きし、これまでのモラハラの状況、不貞の内容、現在の生活状況、離婚後の希望条件等を整理いたしました。
2. 相手方との交渉
担当弁護士が相手方と複数回にわたって面談を実施いたしました。直接的な対話により、お互いの立場や意向を確認し、建設的な話し合いの場を設けました。
3. 財産調査と資料収集
適正な財産分与額の算定のため、相手方に対して財産に関する資料の開示を求めました。預貯金、不動産、退職金等の詳細な資料を収集し、夫婦の共有財産を正確に把握いたしました。
4. 財産分与額の交渉
収集した資料を基に財産分与額を精査した結果、相手方の当初提示額が適正水準を下回っていることが判明いたしました。法的根拠を示しながら増額交渉を行いました。
結果
交渉開始から約2か月という比較的短期間で、以下の成果を得ることができました:
– 財産分与額の大幅な増額:当初提示額から相当程度の増額を実現
– 適正な養育費の確保:お子様の教育費等を考慮した妥当な金額での合意
– 円満な離婚成立:双方が納得できる条件での協議離婚の成立
依頼者にとって経済的にも精神的にも満足のいく結果となり、新しい人生のスタートを切ることができました。
弁護士のコメント
モラハラ被害を受けた方の離婚案件では、被害者の方が適正な条件を主張することが困難な場合が少なくありません。本件では、法的知識に基づいた適切な交渉により、依頼者の権利を十分に保護することができました。
長年のモラハラにより精神的なダメージを受けている場合でも、専門家のサポートがあれば適正な条件での解決が可能です。一人で悩まず、まずはご相談いただければと思います。
※本事例は実際の解決事例を元に、個人情報保護の観点から、個人が特定されないよう一部修正・編集を加えております。事案の本質を損なわない範囲で加工していますが、解決プロセスと結果は実際の事例に基づいています。
Details
もっと詳しく知りたい方は
こちらをご覧ください