解決事例

ご依頼の経緯

話し合いが難しいと感じてきた夫との離婚を希望する30代の女性が当事務所にご相談にいらっしゃいました。依頼者は長年、夫との冷静な話し合いができない状況に悩まされており、直接のやり取りに大きな恐怖心を抱いていらっしゃいました。

当事務所の対応

当初、当事務所の弁護士は、依頼者の経済的な負担を少しでも軽減するために、弁護士が離婚協議書を作成し、それを依頼者ご自身が郵送でやり取りして協議を進める方法を提案しました。しかし、お話を伺う中で、依頼者の恐怖心が想像以上に大きいことが分かりました。依頼者の精神的な安全を最優先に考え、弁護士が全面的に代理人として交渉を行う方法に切り替えて受任することとなりました。

まず、依頼者が安心して新生活を始められるよう転居を完了していただいた後、弁護士が相手方に連絡を取り、電話及び書面のやり取りでの協議を開始しました。住宅ローンのある住居の財産分与という複雑な問題も含まれていましたが、丁寧に交渉を重ねた結果、交渉開始から約2か月という比較的短期間で、すべての条件について合意に至ることができました。

結果

争点
住宅ローンのある住居の取り扱い

結果
財産分与の条件について合意し、円満に解決

依頼者が相手方と直接やり取りすることなく、弁護士が間に入って交渉を進めたことで、依頼者の精神的な負担を最小限に抑えることができました。住宅ローンのある住居の財産分与を含む離婚条件がすべて整い、約2か月で離婚を成立させることができました。依頼者は安心して新しい生活をスタートさせることができました。

担当弁護士のコメント

配偶者との話し合いが困難で恐怖心を抱えている場合、無理に直接交渉しようとする必要はありません。本件では、当初は費用面を考慮した方法をご提案しましたが、依頼者の精神的な状態を最優先に考え、柔軟に対応を変更しました。弁護士が代理人として交渉に入ることで、依頼者は相手方と直接接触することなく、安全な環境で離婚手続きを進めることができました。住宅ローンという複雑な問題も含まれていましたが、冷静な交渉により短期間での解決が実現しました。配偶者とのやり取りに不安や恐怖を感じている方は、一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの状況に合わせた最善の方法を一緒に考えていきましょう。

※本事例は実際の解決事例を元に、個人情報保護の観点から、個人が特定されないよう一部修正・編集を加えております。事案の本質を損なわない範囲で加工していますが、解決プロセスと結果は実際の事例に基づいています。