モラハラとは?気づきにくい精神的DVのサインと対処法
モラハラに気づいていますか?パートナーとの関係を見直すためのチェックポイント
毎日、パートナーと一緒にいて、楽しいですか?
心の底から笑えてますか?? 楽しくない!とはっきり思ってしまう場合や答えに迷ってしまう場合、その理由について考えてみてください。
もし、以下のような理由が当てはまる場合には、モラハラの被害者になってしまっている可能性があります。
①パートナーが何かと理由をつけて謝ることをしない。
②私が少しでも楽しそうにしていると、パートナーは不機嫌になる。
③パートナーは、日常生活で、少しでも気に入らないことがあると無視をしてくる。
④パートナーが悪気なく、嘘をつく。
⑤パートナーが大きな声で怒ったり、私が萎縮してしまうような音を出すことがある。
⑥パートナーが他人の前で、私のことを貶すような表現をする。
⑦パートナーは、私が他の人と仲良くしていると、理由をつけて会うなと言ったり、今後の付き合いを制限してくる。
⑧パートナーは、何か間違いや気に食わないことがあると、すべて私の責任だという。
⑨パートナーは、「私のため」と言い、私の行動を否定し、制限してくることがある。
「あれ?当てはまることが多いな、、でも、私が悪いんだよな…」と思ったら、危険信号です。まずは、周りの信頼できる友人、家族などに相談してみましょう。それが難しいようであれば、DVの相談窓口で聞いてみるのもひとつの手です。
DVと聞いて「うちの人は、殴るわけじゃないし、そんな大袈裟なものじゃない」と思うことも危険信号の1つです。自分だけで判断せず、他の人の力を借りてみてください。何度も言いますが、大事なのは、自分だけで判断しないことです。
それでも、なかなか相談できず、自分で判断したいという方もいらっしゃるはずです。その場合の判断方法も3つお伝えしていきましょう。
①夫婦2人の関係は、対等ですか?意見をパートナーにはっきり伝えることが出来ていますか?
今まで育ってきた環境が違うので、意見が対立することも出てくるはずです。そのときのパートナーの態度や行動はどうでしょうか?もし、パートナーの態度や行動を見て、「意見を伝えるのが、怖い」、「伝えたら、更に強く否定される気がする」と感じる場合、対等ではありません。
②パートナーが怒るときは、どのようなときに強く怒りますか?
例えば、あなたが約束の時間から5分遅れたとしましょう。理由を伝えて謝っても、パートナーの不機嫌が続いたり、無視をされたり、育った環境を否定されたり、人格を否定されたりしていませんか?このような行動をとる場合、多くの人にとっては許容できることについて、あなたのパートナーは度を超えて怒っています。
③パートナーに非がある場合、パートナーはどう対応しますか?
例えば、パートナーが、棚に飾っていたあなたが大切にしていたものを壊してしまったとしましょう。あなたが残念に思っていると、パートナーは謝ることはせず「こんなところに置いておくお前が悪い」とあなたを否定し、「片付けられないように育ったお前が信じられない。そんなふうに育てたお前の親も良くない。」などと人格や家族を否定してくるようであれば、モラハラになるでしょう。
効果的な対応方法
①近しい人がモラハラで困っている話をしましょう。
友人、知り合い、職場の同僚、後輩、どんな繋がりでもいいので、他の人がどんなモラハラ被害を受けているのか、パートナーに話をしてみてください。この場合、話の内容は事実でなくても大丈夫です。自分が受けていて嫌だと思うことを織り交ぜながら話すこともひとつの手でしょう。客観的に観ることで、自身の行動を考え直してくれるかもしれません。
②完璧に頑張らず、難しいことは難しいと伝えましょう。
モラハラで悩まれている方は、パートナーに対して、言われたことを完璧にこなす頑張り屋さんが多い傾向にあるようです。言われたことを全てやりきろうとせず、自分の中での限界やできる範囲をしっかり把握し、できないことはできないと伝えましょう。それでもやるように言われるのなら、「私はここまでしかできない。後は自分でやってください。」と伝えることも効果があるようです。
モラハラは、精神的な苦痛を徐々に与えられる行為のため、気分が落ち込むことが増え、気付かぬうちにうつ病を発症したり、疲れが取れない毎日を過ごすことになりかねません。1人で悩まずに、相談して、行動に移していきましょう。