本日は、女性弁護士2名がInstagramでライブ配信を行った、内容を配信します。
離婚に向き合う心構えについて、離婚に前向きに取り組む人がどういった特徴があるのかを語り合います。
当日のライブ配信動画はこちらからご覧いただけます。
離婚に向き合う心構えやメンタルケア
森上
名古屋で弁護士をしている弁護士法人ハレの森上未紗(愛知県弁護士会所属)です。大阪で弁護士をされている法律事務所リアン肥後橋の前嶋幸子先生(大阪弁護士会所属)と一緒をInstagramでライブ配信を行います。幸子先生は離婚事件を多く扱う弁護士であり、選択理論心理学や色々な勉強を通じて出会い、同じ離婚事件を多く扱う女性弁護士としてライブ配信を行うこととなりました。
今回のテーマは、「離婚に向き合う心構えやメンタルケア」について話します。幸子先生は専業主婦から弁護士になったという経歴をお持ちです。
前嶋
大阪で弁護士をしています前嶋幸子と申します。私も離婚事件たくさん扱わせていただいていて、依頼者としては男性と女性の半々くらいです。依頼者へのメンタルケアで気を付けていることは、怒りや悲しみの感情を長く持ち続けないように気を配ることが重要だと思います。マイナスの感情をずっと持つことは精神的につらいことだと思いますし、マイナスのエネルギーをすごく使います。
最初の頃、特に別居したて、離婚協議を始めはやはり感情的に高ぶっている部分があると思います。その時に弁護士として受け止めることが重要だと思っています。
離婚協議に前向きに取り組む人の特徴
森上
離婚協議において弁護士を使うのも良い選択だと思いますが、前向きに乗り切っていくことが重要だと思います。私たちが多くの依頼者を見てきた中で、前向きな姿勢で乗り越えられる特徴を共有したいと思っています。私が考えた特徴を3つ共有します。
1つ目は、相手に対して良い意味で諦めがあり、夫婦としての執着がなくなっている人が、感情的に楽になっていることが多いと思います。
2つ目は、自分と子どもの幸せに重要だと考えており、相手に対して理解や共感を持てる人も乗り切れる人の特徴だと思います。
3つ目は、夫婦関係ではどちらかが100%悪いということはなく、その理解の上で自身の経験を受け入れ、次に進むことができる人だと思います。
この3つの特徴は、離婚協議を進める人が、次のステップに進むために意識したほうが良いことだと思います。
前嶋
私も同意見です。前向きな姿勢で離婚協議を乗り切る人は、特に自分と子どもの幸せに焦点を置くことに気を配っていると感じています。特に女性は子どもとの幸せを強く願う傾向があると思います。そのため、依頼者は長期的な未来を見据えて子どもとの幸せを考えることが多く、それが依頼者を前向きにさせる要因の一つだと思います。
また、依頼者が自らを責めることなく前向きに取り組むことや、相手に期待しないことも重要かと思います。離婚に際しては、子どもの幸せを重視し、お互いに尊重しあうことが重要であり、そのためにも弁護士としての役割があると考えています。
離婚協議に取り組む人の具体例
森上
幸子先生の依頼者の方で、すごく前向きな印象を受けた方はいらっしゃいますか。
前嶋
皆さんも経験があるかもしれませんが、友人たちと集まって離婚や人間関係の悩みを話すと、一瞬はすっきりしますが、一人になった瞬間に暗い気持ちになることがあります。そういう時、ネガティブな話題には参ってしまいますが、ポジティブな話題に切り替えると、気持ちも明るくなると思います。例えば、好きな映画を観たり、趣味に没頭したりするといいですよ。それを実践してくださる方は、本当に素直で素晴らしいと思います。
森上
貴重なお話ありがとうございます。私たちが学んでいる選択理論心理学は、行動や思考を選択することができるという点が重要です。落ち込むかどうかも選択の一つであり、現在の幸子先生のお話から、ネガティブな言動が思考にも影響を及ぼすことがよく理解できます。ですので、この心理学を実践することで、実生活でも少しずつネガティブな影響を受けずに、良い方向に向かっていけると感じます。あと、先生がオンラインサロンをされている中で、みんなが元気になるような話題や情報を共有されているのでしょうか?
前嶋
そうですね、今はオンラインで配信をしたり、先生をお招きしたりすることもあります。情報を得ることはとても大切だと思います。経験によって学んだこととは全く違います。皆さんが離婚協議の段階になっていなくても、旦那さんのストレスや親との関係など、選択理論心理学を知っているとそのような問題に対処することができるかと思います。選択理論心理学を学んでみると、新しい視点が開けると思います。
選択理論心理学の学びについて
森上
幸子先生のオンラインサロンで選択理論心理学を学んだ方々の変化はありましたか?
前嶋
まだ5回シリーズが進行中で、2回目なのですが、参加者の変化は明らかに感じられますね。ただ、5回終わった後に、リアルの集まりもあります。そこでは、学んだことをアウトプットできますし、次の3回目からの参加も可能です。途中からでも参加できるので、インスタをフォローしていただければ、情報をお届けします。
森上
私も、選択理論心理学の話を依頼者との打ち合わせの中でよく取り上げます。外部からの情報、例えば相手からの書面や行動などは、自分の解釈次第でどうにでも変わることを意識すると、気持ちが変わることがあります。この考え方を実践することで、前向きに過ごすことができるようになると思います。そのような情報が入るだけで、無意識のうちに分かっている部分もありますが、意識することで気持ちが変わっていくことがあります。これを勉強してもらうことで、前向きに過ごせるようになるかもしれません。例えば、夫婦関係では、自分の言動が選択であるという考え方の裏返しとして、相手の行動を変えられる可能性があるという考え方があります。夫婦関係が悪化していく原因の一つとして、この考え方が関わっていることもあります。そういったことを見ていると、相手にも選択理論心理学を伝えたいと思います。
夫婦関係に悩んでいる方がいる場合、離婚を考えている方がいる場合、選択理論心理学を学んで自分ができることをやりきることで、前向きになれるかもしれません。私は、勉強中ですが、やりきることの大切さを感じています。子どものために、と思うと決断できない場面もあるかもしれませんが、自分がすべてをやりきったという納得感が、前向きな一歩に繋がると思います。その意味で、幸子先生の勉強会はとても素晴らしいです。先生の依頼者だけでなく、離婚を考えている方も参加できるのでしょうか?
前嶋
そうですね。Instagramのアカウントをフォローして頂ければ、セミナー情報や選択理論心理学の基礎知識等の情報を得られるので、ぜひご検討ください。
森上
幸子先生とのインスタライブ、楽しいですね。弁護士も様々なタイプがいるなと日々感じながら活動していますが、依頼者の幸せはもちろん大切ですが、子どもたちの将来まで考えているところが、幸子先生との共通点かなと感じます。これからも日々の幸せに関する考え方や情報を共有していきたいと思っています。
オンラインサロンなどで実践されていることにも感心します。まだまだこれからですが、今日は離婚協議を乗り切るための心構えについて、お伝えできたと思います。
離婚協議は、勝ち負けの世界ではなく、全員が良い解決策を見つけることが大切だと思います。相手も一緒に解決策を見つけることができればベストですが、そうでない場合もあります。だから、一歩踏み出すことも大事ですね。それが、離婚をプラスに変えるきっかけになることもあるのです。
今日はとても良い話ができました。ありがとうございます、幸子先生。また次回も楽しみにしています。視聴していただいた皆さんも、ありがとうございました。また次回の配信もお楽しみに!