あなたの夫はモラハラ夫かも!?離婚弁護士が教えるモラハラ夫の特徴


モラハラについて

こんにちは。元気が出る離婚弁護士@名古屋、森上未紗です。

今日のテーマはモラハラです。相談に来られた方に離婚したい理由を聞くと「モラハラです。」と答える方が多くいらっしゃいます。

モラハラというのはモラルハラスメントことで、言葉の暴力や態度によって相手に精神的な苦痛を与えるDVの一種です。

モラハラの被害者は、「自分が悪いんだ。」、「自分が何とかすればいいんだ。」という風に自分のせいにして長い間我慢をしてしまう方もいらっしゃいます。

長い間我慢を続けてしまうと、うつ病になったりして体や心に大きな傷を負ってしまうことも少なくありません。今日はどんな行動がモラハラに当たるのかを解説していきます。みなさんご自身や周りの方がモラハラの被害にあっていないかを考えてみましょう。

1.嫁は黙って従え

夫が会社員として働き、妻はパートとして勤務しているパターンです。妻がパートから帰宅するのが遅くなり、スーパーの総菜を夕ご飯に出したところ、夫から「パートで働いているだけなのに料理もできないんだな。」といった言葉を浴びせられます。また、そのあとも「俺のおふくろは夕飯には3品も料理を作っていたぞ。」といった言葉も飛んできます。

その後も、妻が実家に子どもを連れて帰りたいといった際に、「お前の実家の人間に子どもたちを会わせること自体どうかと思うよ。大学も出ていないような人たちと会うことは子どもの教育に悪い。」とも言い放ちます。

このやり取りには大きな問題点があります。

まず1つ目は、パートで働いているだけと妻を見下していることです。育児や家事だけでも大変なのに、働いている妻には大きな負担がかかっています。それなのに、夫は、妻の大変さを考えることなく、楽をしていたか、能力が劣っていると決めつけています。

2つ目として、自分の母親と比較してしまっていることも問題です。そもそも、一昔前の日本の一般家庭の役割分担は男女平等といえるのでしょうか。そこから考えることが必要だと思います。

3つ目の問題点は、相手の家族を悪く言う点です。

2.稼ぐほうが偉い

先ほどと同じように夫が会社員として働き、妻は出産を機に正社員を辞めてパートとして勤務しているパターンです。妻は夫から毎月の給与額を共有されておらず将来について不安を抱えています。

妻が通帳に記帳に行った際、クレジットカードの引き落としが15万円もありました。妻は夫に対して、明細を確認させてほしいと伝えましたが、夫ははぐらかすのみです。妻が、子どもの教育費や老後資金について考えたいため、毎月の給与額を共有してほしいと話を切り出したところ、夫から次のような返答がありました。

「なんでお前に給料とかを教えなきゃいけないわけ?」

「そんなこと俺より稼いでから言ってもらえる?」

「黙って俺の言うとおりにしておいたらいいんだよ!」

金銭管理の方法については、夫婦によって様々な形があると思います。管理方法について、お互いに納得していれば問題はありません。しかし、このケースでは妻が給与額の開示を求めているにもかかわらず、夫から威圧的に抑えられている状況です。

また、収入が低いからと言って下に見るような発言も問題です。どういう働き方をするのかは、その人の人生観によります。収入が多い少ないということで上下関係を作ることは良くないことですよね。

まとめ

いかかでしたか?配偶者にモラハラを受けているかもと思っていてもなかなか離婚という発想には至らないかもしれません。

でもいざとなるから離婚できる。そうなった時にどうすればいいんだ。そういう考えを持っているだけで気持ちが楽になります。

まずは気軽に相談をしてみてください。それではまたお会いしましょう。

森上未紗 弁護士
(愛知県弁護士会所属)

弁護士(弁護士法人ハレ名古屋支所)

離婚問題・相続問題に注力しています。年間離婚相談件数120件以上。「依頼者の気持ちを上向きに」精神面でもサポートし、笑顔あふれる未来に導けるように寄り添って対応いたします。

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