婚約破棄に対して慰謝料を請求するには?

婚約破棄とは、婚約成立後に、一方的な申し出で婚約を取りやめることをいいます。
結婚目前だったのに婚約破棄されてしまったら、相手に対して怒りや悲しみの思いを抱いてしまいます。
そんなとき「慰謝料を請求したい」と思われるかもしれません。

婚約破棄による慰謝料の相場は50万円から200万円とされています。
さらに、婚約破棄によって受けた精神的苦痛の度合いや婚約の状況によっては、より高額な慰謝料を請求できる可能性があります。

しかし、慰謝料を請求するためには婚約が成立している必要があり、さらにその婚約破棄が正当な理由のない不当なものである必要があります。

今回の記事では、慰謝料請求が可能なケース・高額な慰謝料を確実に獲得できるコツを紹介します。

婚約破棄に対する慰謝料請求の流れ

ここでは婚約破棄に関する慰謝料の請求方法を紹介します。

二人で話し合いをする

まずは元婚約者に慰謝料請求を考えていることと、希望する金額を伝えるところからはじまります。

精神的な苦痛から直接会って話したくない人も多いでしょう。
電話やメールなどでも請求ができますし、直接連絡を取りたくない場合は、弁護士に代理交渉を依頼するのもいいと思います。

ただし慰謝料請求には時効があります。
時効は婚約破棄された日から3年以内となっているので注意しましょう。

慰謝料請求調停を申し立てる

元婚約者が話し合いに応じなかったり、話し合いがまとまらなかったりなどして交渉がうまくいかない場合もあるでしょう。
そんなときは、慰謝料請求調停を申し立てましょう。

調停では、調停員が当事者の婚約破棄に至った事情や原因を聞いたうえで、解決案の提示や助言を行ってくれます。

調停の成立にはお互いの合意が必要です。
話し合いが長引いている場合やお互いがまったくゆずらない場合には不成立になってしまう可能性があります。
そうなると、いよいよ裁判で判決を仰ぐことになるでしょう。

調停で解決しなければ裁判を申し立てる

調停でも話がまとまらなければ、裁判を申し立てることになります。

裁判で有利な判決を得るには、有利な証拠を提示することが必要です。
一方的に破棄されたメールや婚約指輪や式場相談に関する記録などを用意しておくのがいいでしょう。

また裁判は時間も労力もかかり、さらに弁護士に依頼する費用も準備しなければならないので、覚悟が必要です。

確実に慰謝料請求するには

婚約破棄されたことで精神的にダメージを受けてしまった方は、婚約破棄した相手から確実に慰謝料を獲得したいと考えるのが普通です。
ですので、ここでは確実に相手から慰謝料を獲得するためのポイントを3つほど紹介します。

事実を証明する証拠を集める

具体的には、婚姻意思に合意があったこと、婚約破棄に正当な理由がないことを証明する証拠をできるだけ多く集めましょう。

そして、万が一相手に浮気の疑いがある場合、探偵に依頼して浮気調査をすることも検討した方がいいでしょう。

適正金額をきっちり請求する

婚約破棄に対する慰謝料請求の相場は50万円から200万円です。

基本的に当事者の話し合いで決められる慰謝料はいくらに設定しても問題はありません。
ですが確実に支払ってもらうには、適正金額を主張するといいでしょう。

もし相場以上の金額を請求してしまうと、相手は調停や裁判の場で、高額な慰謝料を払わないように抵抗してしまいます。

相手の経済状況を考慮する

婚約破棄という精神的なダメージを与えたという過失があるとはいえ、相手にも生活があります。
相手が自身の落ち度を認めていたり、慰謝料の支払いに応じようと考えていたりしてい場合は

そこで考えられる方法は、基本的には一括支払いとなっている慰謝料の分割払いです。

しかし分割払いにしてしまうと支払いが滞ってしまう可能性もあるため、公正証書や調停証書に記載し、滞った場合には強制執行できるようにしておきましょう。

公正証書は、話し合いの内容を他の紙に記載して公正役場に持って行き、申請することで作成が可能です。調停調書は調停が成立したときに作成されます。

幸せな結婚をするはずだったのに婚約破棄をされてしまって、精神的にも苦痛が大きいことでしょう。
こちらがどれほどの精神的苦痛を負ったのか相手に分かってもらい、その上でしっかり慰謝料請求をして気持ちを切り替えるきっかけにしてください。

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