結婚?婚姻?事実婚の違いは?

結婚の法的意味と発生する権利義務について

男女が夫婦関係になるときには、「結婚」という言葉がよく使われますが、似た意味で、婚姻、入籍、事実婚、内縁関係という言葉も耳にします。

世間一般的には、「結婚」という言葉が最もよく使われていますが、民法上では、「婚姻(こんいん)」という言葉が使われています。

意味は、どちらも一緒で、男女の婚姻意思が合致して夫婦になることをいいます。

婚姻や入籍は、役所に婚姻届を提出して夫婦となることを指し、こちらを法律婚とも呼びます。対して、婚姻届を出さないが、事実上婚姻意思が合致している結婚のことを事実婚、内縁関係といいます。

婚姻関係を結ぶことで生じる義務

法律婚をするための条件

結婚による生じる義務

法律婚でも事実婚でも、結婚により生じる義務が3つあります。

相互扶助義務

相互扶助義務…夫婦間で助け合い生活をする相互扶助義務や一緒に生活をする義務

生活費分担義務

生活費分担義務…資産や収入に応じて生活費、医療費、教育費などを分担して負担する義務

貞操義務

貞操義務…婚姻関係にある夫婦は、配偶者以外の者と性的関係を持ってはならないと考えられています。不貞行為とはこの貞操義務に違反する行為のことです。

簡単に結婚といってもそれが法律上どのような状態になるのか、把握しておくことも必要かもしれませんね。

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